作業場所:八潮センター

建築用資材でよく知られるグラスウール断熱材の原料はガラスであり、その80%以上がリサイクルガラス、つまりカレットから成ります。草加センターで異物除去及び色分別された緑カレットを原料にして、八潮センターでグラスウール原料の製造を行なっています。グラスウールの原料となるカレットの製造には、より高度な異物除去、粒度の均一化が求められます。

 緑カレットを最大限有効活用する

弊社ではガラスびんを再びガラスびんに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」リサイクルを積極的に推し進めていますが、特定の色に関してはカレットの需要と供給の不均衡が発生してしまいます。特に、輸入ワインの多くに使用されている緑色のワンウェイびんはその傾向が顕著です。つまり、国内で生産される緑色のガラスびん=需要よりも、国内で廃棄される緑色のガラスびん=供給の方が圧倒的に多いのが実情です。そこで、緑カレットをグラスウールの原料に加工することを目的に八潮センターを開設しました。

 より高度な異物除去と粒度の均一化を実現

グラスウールの原料となるカレットには僅かな異物の混入も許されません。草加センターでの一次選別時に陶磁器やガラスびんに付着しているプラスチックは専門作業員の手により除去したうえで、八潮センターで再び専門作業員とラベル剥離機や金属探知機により、異物は徹底的に除去されます。異物の除去に加えて、振動ふるい機を用いてカレットの粒度を均一化させることも重要です。このような多くの工程を経て、高度な品質を要求されるグラスウールの原料であるカレットを製造しています。