作業場所:越谷センター

繰り返し使用することをリユース。それらのガラスびんをリターナブルびんと呼びます。代表的なものに一升びんやビールびんなどがあげられます。これらは容器の多様化やライフスタイルの変化により、使用量は減っていますが、繰り返し使用することで新たに作るよりもエネルギーコストの低減を図ることができるため、近年ではその循環システムが再評価されて、容器としての重要性が高まっています。

 ガラスびんの色と通い箱を揃えることではじめて出荷ができる

多くのリターナブルびんは酒販店から回収した時点では、ガラスびんの色と通い箱は不統一のため、そのまま製品として出荷することはできません。決められた通い箱に、決められたガラスびんを揃えることで、はじめてリターナブルびんとして出荷することができます。一升びんはびん問屋、ビールびんは各ビールメーカーへ出荷されて、洗びん工程を経て、再び中身が充填されることで、商品として流通されます。リターナブルびんは適切な使用、回収、出荷により、何度も繰り返し使用ができる環境負荷の少ない優れた容器です。

通い箱に分別された各種リターナブルびん

        一升びん

       ビールびん

        ジュース

 1本でも多くのリターナブルびんをリユースさせる

折りたたみコンテナを用いてワンウェイびんとして回収したガラスびんの中にも、リターナブルびんが混じっていることは少なくありません。選別ラインに大量に流れるワンウェイびんの中から、専門作業員がリターナブルびんを瞬時に判別して抜き取ることで、まだ繰り返し使用できるリターナブルびんはカレットにはならずに、リユースの輪は再び紡がれます。